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小中とも全科目で平均上回る 学力調査、応用力に課題

2010年7月31日

 今春あった全国学力調査の結果が30日発表された。昨年度の調査で唯一、全国平均を下回った中学生の数学の応用力を図る数学Bも平均を上回るなど、青森県の平均正答率は調査した小・中学校すべての教科で全国平均を上回った。県教委は「学力は高いレベルにあるが、傾向として知識に比べ応用力が弱い。小・中・高の連携を重視しながら思考力を身につけさせる指導に力を入れていきたい」としている。

 学力調査は、昨年度まですべての小・中学校を対象にしていたが、今年度は約3割の学校を選ぶ抽出式になった。県内からは、小学校は対象校の4分の1強にあたる91校約3430人、中学校は対象校の約半数の86校約6470人が参加した。

 調査教科は小学校が国語と算数で6年生、中学校が国語と数学で3年生がそれぞれ知識を問う「A」と、応用力をみる「B」の2種類のテストに臨んだ。県内の抽出校の平均正答率は、小学校国語Aの全国2位を最高に小学校算数Aでも全国4位など、全8科目で全国平均を上回った。

 また、今回の抽出調査をもとに、文科省は同じ学年の全員がテストを受けたとして予想される平均正答率の上限値と下限値も出した。この値でも、中学校数学Bを除いた7科目で、県内の下限値が全国の上限値を上回るなど、県内の小中学生の学力水準が高いレベルにあることを示した。

 県教委は、今回の調査で全科目のA、Bともに1、2位だった秋田県を引き合いに「知識も応用力も同県のような状況を目指したい」と話している。(鈴木友里子)

    ◇

■学力調査の平均正答率(%)

教科    青森県   全国

小学国語A 87.3(2) 83.3

小学国語B 80.7(6) 77.8

小学算数A 78.1(4) 74.2

小学算数B 52.6(5) 49.3

中学国語A 77.2(7) 75.1

中学国語B 67.0(12) 65.3

中学数学A 66.8(12) 64.6

中学数学B 44.5(16) 43.3

※丸数字は都道府県別の順位

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