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「25年、あっという間」日航機墜落事故、灯籠流し

2010年8月12日

写真

日航機墜落事故から25年。事故を繰り返さないようにと、灯籠に誓いの言葉を書く人たち=11日午後6時20分、上野村、河合博司撮影

 また会えたね――。日航ジャンボ機墜落事故から25年目となる12日を前に、11日夕には上野村役場前を流れる神流川で灯籠(とうろう)流しがあり遺族100人以上が参加した。「早くも25年、あっという間です」「あなたを忘れません」「ずっと空で見ててね」。祈りを込めて書かれたメッセージが川面に映し出されていた。

 灯籠流しには、信楽高原鉄道事故やシンドラー社エレベーター事故の遺族らも参加した。2005年に東京都足立区の竹ノ塚踏切事故で母の高橋俊枝さん(当時75)を亡くした加山圭子さん(55)も参加。「私1人じゃ届かない声も、事故の遺族が手をつなぐことで届く」と、事故原因を丹念に調べることで、空や鉄道の安全を守っていけると訴えていた。

 高崎アコーディオンサークルや県内のオカリナサークルが、事故の犠牲者の一人となった歌手の坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」などを演奏した。高崎アコーディオンサークルの大河原照男代表(67)は「亡くなった方への追悼と空の安全の思いを込めて演奏した。事故を風化させないためにも、これからも続けていきたい」と話した。

 銀婚式の年に夫の武さん(当時56)を亡くした福田恭子さん(71)は、「元気で一年過ごせて感謝です」と灯籠に書き込んだ。武さんは家族のもとに早く帰ろうと13日の便を早め、事故機に搭乗した。当時高校2年、中学1年だった娘も成人し、今年は小学生の孫2人も初めて御巣鷹の尾根に登る。「そう考えると早いなあ」。生きていれば今年は金婚式だ。「新婚旅行で行った九州にでも、一緒に行きたかったです」

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