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コスプレ愛好者の花園 前橋のフラワーパーク人気

2010年9月6日

 前橋市柏倉町の県有施設「ぐんまフラワーパーク」に5日、様々な衣装を着た若者たちが集まった。いずれも、アニメや漫画、ゲームなどの登場人物が着ている衣装をまねて、自分が気に入ったキャラクターに扮する「コスチュームプレイ」(コスプレ)の愛好者たち。昨年夏から定期開催されているイベントには毎回200人近くが参加しており、花壇が広がるパークはいま、コスプレ愛好者らの人気スポットとなっている。

 開園時間の午前9時を回ると、キャリーケースを手にした若い女性らが次々と入園ゲートをくぐった。県内のコスプレ愛好者でつくる実行委員会が主催する「コスナチュラル」の参加者たちだ。入園料とイベント参加料合わせて1500円を支払うと、女性らはゲート近くの管理事務所へ。会議室を更衣室代わりに使って各自思い思いのキャラクターに変身すると、花壇などをバックに写真を撮った。

 この日は、人気連載漫画「銀魂(ぎんたま)」などのキャラクターになりきった10〜30代の約180人が参加。約9割が女性で、県内だけでなく東京や栃木など県外からも集まった。高崎市のフリーター女性(26)は、小学生らに大人気のテレビアニメ「イナズマイレブン」のキャラクターで園内へ。「ここは緑が多くて、芝生の手入れも行き届いている。晴れた日の青空もきれいだし、撮影にはもってこいです」

 主催者側は「首都圏の室内イベントにない広さがあり、自然をバックに撮影できる」と、パークのメリットを説明する。現在は毎月第1日曜日に定期開催している。

 同パークを運営している「ぐんまフラワー管理」の担当者は「参加者の大半を占める10〜20代の若い女性客はこれまで未開拓の客層。きれいな花と植物でこれからも出迎えたい」と話す。

 模造刀剣やモデルガンなどの持ち込みを禁止したり、過激な露出を自粛してもらったりすることで、フラワーパークによると「一般来場者とのトラブルもほとんどない」という。

 ただ、マリーゴールドやベゴニアがさきそろう大花壇で撮影を楽しむコスプレ愛好者らの姿に、来園者の反応もさまざまだ。

 埼玉県深谷市から来た女性(69)は「不思議な格好をしている人がいると思っただけで、別に気にならない」。

 一方、2歳の長女を連れてきた前橋市の会社員男性(33)は「コスプレも今や一つの文化だが、こういうイベントがあるのが分かっていれば来園日を変えることもできた。もっと来園者への告知も徹底してほしい」と話した。(辻森尚仁)

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