ここから本文エリア 139人が被爆死 国民義勇隊の悲劇、紙芝居で伝える2010年8月31日
広島市草津南町(現・西区)の住民で結成され、原爆で多数が亡くなった草津南町国民義勇隊の悲劇を約20枚の紙芝居にまとめた被爆者、木村秀男さん(77)=同区草津浜町=が28日、同市中区の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で約30人を前に披露した。 国民義勇隊は、1945年3月の閣議決定に基づき、職場や地域ごとに編成された。草津南国民義勇隊は爆心地から800メートルの小網町(現・中区)付近で建物疎開作業中に被爆。県の資料では157人中139人が亡くなった。 木村さんは隊員の女性たちがひどいやけどを負い、次々と亡くなっていった惨状を生々しく描いた絵を見せ、「こんな悲しい惨禍は二度とあってはならない」と訴えた。神戸市の中学講師森田祥子さん(31)は「家族を亡くす悲しみが伝わってきた。原爆を体験された方のメッセージは強いと感じた」と話した。(加戸靖史)
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