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チャリティーでなくフェアトレード NGO職員、講演

2011年2月7日

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ノクシカタを見せながら講演する内山智子さん(左)=広島市中区

 バングラデシュでフェアトレード(公正取引)による商品開発などを手がけるNGO「シャプラニール」(東京)職員の内山智子さん(39)の講演会が6日、広島市中区で開かれた。

 内山さんは昨年11月まで約3年、首都ダッカに駐在。中古の布に刺し子を施す伝統刺繍(ししゅう)「ノクシカタ」のフェアトレードに携わってきた。寝具など生活全般で使われる一方、80歳の女性が赤ん坊の時に使った「おくるみ」を長い間保管するなど「家族の宝物」の意味合いも持つという。

 内山さんは手工芸品生産で収入を得る女性たちの生活ぶりも紹介。最近は縫製の生産拠点が中国から移り、ダッカ周辺に工場が急増。劣悪な労働環境で働く人が増えているという。「都会でも暮らしは大変。同じ大変なら家族や仲間がいる村で暮らしたい」という人々の声を紹介し、「安定した収入になるには、チャリティー感覚ではなく、質の高いデザインで人に勧めたくなる商品を作ることが私たちの役割」と話し、活動への理解と支援を求めた。(錦光山雅子)

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