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「我慢強さで症状悪化も」 被災地支援の医師ら報告

2011年4月10日

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被災地の模様を報告する(左から)桂木さん、鈴記さん、早瀬さん=神戸市中央区のひょうごボランタリープラザ

 東日本大震災の被災地支援に参加した国際医療NGO「AMDA」県支部の医師らが9日、神戸市中央区のひょうごボランタリープラザで報告会を開いた。東北の人の我慢強さが、症状を悪化させることがあるとの指摘もあった。

 報告したのは淡路市・北淡診療所の医師、鈴記好博さんと薬剤師の桂木聡子さん、助産師の早瀬麻子さん。仙台市や岩手県釜石市、大槌町に派遣され、避難所での診療や地域の巡回相談にあたった。

 「阪神大震災と違うのは、津波の有無で被害が異なること。死亡、重傷、無傷にはっきり分かれ、中間層がいない」と鈴記医師。市部では診療機関が再開し始めたが、津波で壊滅した大槌町はまだ緊急医療支援が不可欠だという。

 3人が一様に指摘したのは、地元の人の我慢強さ。薬を切らしたのを知らせず、体調を悪化させるケースもあるという。「関西では言ってスッキリするようなことも、東北人は『みんなが大変な時に……』と遠慮する。そうした地域性も考える必要がある」と早瀬さん。

 そんな人々も、長引く避難生活にストレスを訴えるようになった。「きちんと間仕切りされた救護室で治療を受けた人が、大部屋に戻りたくないと言うこともあった」と早瀬さん。桂木さんは「プライバシーの確保は不可欠だが、仮設住宅や自宅に移ると、目が届きにくくなる面もある」と、様々な分野の専門家から継続的にケアを受けられる体制作りを求めた。

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