ここから本文エリア 加賀ゆびぬき、知恵詰まる宝 3日から9000点展示2011年5月2日
和紙に色とりどりの絹糸をかがんで作る「加賀ゆびぬき」を集めた「大好き!加賀ゆびぬき」展が3日、石川県金沢21世紀美術館で始まる。全国の愛好家270人から公募した約8800点と、明治時代の古いゆびぬきや他地域のものなど、全部で9千点を超すゆびぬきが会場を彩る。 主催は、加賀ゆびぬきの会。金沢市内で月2回教室を開き、生徒の作品展を開いてきた。今回、全国の愛好家の作品を紹介したいと初めて公募展を企画した。 会代表の大西由紀子さん(36)は、金沢生まれ。幼い頃から祖母が加賀ゆびぬきを作るのを見て育った。進学先の北海道で、加賀ゆびぬきを作ろうと思ったが、手本となる資料はほとんど見つからず、女性たちが自分で使うために作り、流通することのない貴重なものと、感じたという。 美しい加賀ゆびぬきの正体は和紙と布、真綿に絹糸だ。着物や障子紙といった日常の余り物で作られていたのではないかという。「ゆびぬきには昔の人の知恵が詰まっている。絶やさないようにしたい」 8日まで、期間無休。午前9時半〜午後6時、最終日は午後4時まで。問い合わせは、同会(076・231・7660)。(大野晴香)
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