ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> マイタウン> 鹿児島> 記事 仙波氏「監査できず不明朗」、保育園への補助金決裁せず2010年9月7日 阿久根市で補助金が当初予算に計上されながら、竹原信一市長が6月の申請期限までに決裁しなかったため、築43年の保育園舎の建て替えが頓挫している問題で、市長の専決処分で7月に副市長に選任された仙波敏郎氏(61)は6日、「決裁しないのは自分」だとしたうえで、「市の補助金3千万円を出すのに市は(法人の)監査もできない」などと決裁しない理由を記者団に語った。 今回の補助金は建物の建て替えに対するもので、工事が適正になされたかのチェックは市が行う。一方、園を運営する法人の監査は県が行うが、県の青少年男女共同参画課は「県が許認可権をもつ法人の監査は県がする。国や県が許認可権をもつすべてに協力できないということか」と真意を測りかねている。 6日は、この問題を審議する市議会産業厚生委員会が現地調査をしたが、出席を求められた竹原市長、担当課長は出席しなかった。委員会後、取材する記者団に対し仙波氏は、補助の決裁をしない理由について、「監査もできない所にお金を出していいのか。不明朗だ」「ダム事業でも見直しがなされる」などと述べた。 整備が頓挫しているのは、同市折口のおりた保育園(園児51人)。市が移転改築を条件に2006年に移譲先を募集し、社会福祉法人青陵会が運営をすることになった。今年度末までの時限措置だった国の交付金に間に合わせようと市の担当課、県とともに準備を進めてきた。 だが、6月4日の補助申請期限が過ぎても竹原市長が決裁せず、当初予算に盛り込んだ1億200万円の整備費は執行されていない。竹原市長は、社会福祉法人の理事長について、「市政を妨害する。あらゆる面で私に反対する」と話していたことが朝日新聞の取材で分かっている。
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