ここから本文エリア 平和継承、おやこ記者のペン 9組の長崎取材が新聞に2010年9月2日
核廃絶を訴える自治体の連帯組織「日本非核宣言自治体協議会」(会長=田上富久・長崎市長、268自治体)が、8月9日の長崎原爆の日に合わせて、全国から小学生と保護者を「おやこ記者」として招いた。取材の成果が「ナガサキ・ピース・タイムズ」と題した新聞にまとめられた。会員自治体などに送られ、協議会のホームページにも近く掲載される。 高松市の小学校2年、橋本夏姫さん親子は浦上天主堂を訪ねた。原爆で傷つき、今年5月にはニューヨークで開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議に合わせて渡米した「被爆マリア像」を見学し、高見三明カトリック長崎大司教に取材した。「『原爆のむごたらしさ、おそろしさ、武器を使うことのおろかさを感じてほしい』と話してくださいました」と記した。 今回は「継承」が取材テーマだった。大分県別府市の小学2年、佐藤沙綾さん親子は高校生1万人署名活動を取材し、「発信する義務さえ生まれ、それを仲間に伝えていくことで、平和への思いは受け継がれていく」と記した。 身近な人の戦争体験にも耳を傾けた。北海道帯広市の小学1年、中小原一帆さん親子は、祖父の戦争体験を聞いた。B29が何度も飛んできて防空ずきんをかぶって避難した話を聞き、「いまのぼくは、毎日楽しく勉強したり、遊んだりできてうれしいです。戦争は、もうしないでほしいです」と書いた。 おやこ記者は被爆地の平和への取り組みを全国へ広めようと、2008年から毎年実施。今年は全国9ブロックから1組ずつが招待され、8月8〜10日に長崎を取材した。「編集後記」で、愛知県稲沢市の小学3年、橋本侑実さん親子は「愛知県に帰ったら、友だちに原ばくのこわさをつたえて、それがみんなに広まってほしいです」と記している。(大隈崇)
マイタウン長崎
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