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明豊・楊志館…本命不在、激戦は必至 高校野球大分大会

2010年7月7日

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河室聖司理事長

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野田丞治さん

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一円敏彦さん

 10日に開幕する第92回全国高校野球選手権大分大会は、どのような戦いが繰り広げられるのか。明豊が頭一つ抜きんでた実力を存分に発揮した昨年から一転。今年はシードを含め有力校の実力は均衡し、激戦模様だ。河室聖司・県高野連理事長(45)、野田丞治・九州高野連顧問(62)、一円敏彦・元新日鉄大分監督(63)に展望を語ってもらった。

 ――全体の展望は。

 野田 かなり混戦になるだろう。本命が見当たらない。

 一円 九州大会で準優勝するなど明豊は経験が豊富。軸になることは間違いない。だが正捕手の牛草が6月に鎖骨を骨折した。大会出場は厳しいだろう。

 河室 シード8校に加え、ノーシード1、2校が優勝する可能性があるのではないか。大分商と大分工の第2シードがとても力をつけてきている。第1シードとの差はほとんどない。

 野田 不気味なのが楊志館。ノーシードでは一番可能性があると思う。2人の投手が非常によい。新チームになってから主な大会ではなかなか結果が出せていないが、組み合わせ運が悪かったこともある。

 河室 今年はノーシードの実力校が、各ブロックに散らばった。シード校の初戦となる2回戦は面白い試合が期待できる。初戦の硬さが取れなかったら、ノーシードに負ける可能性もある。

 ――注目の選手やチームは。

 河室 明豊の山野、大分工の田中、中津商の奥村が投手ではビッグ3だろう。3人とも球威や制球力、どれをとっても申し分ない。

 一円 山野は昨年の甲子園でも投げていて、勝負どころを知っているだろう。守備陣も、砂川、篠川の二遊間を中心として素晴らしい。ただ、山野一人で勝てるほど夏は甘くない。山野以外の投手が重要だ。

 河室 杵築は佐瀬と荷宮の2投手が安定している。投打がかみ合って5月の県選手権を制覇した。打線は県内でもトップクラスだろう。

 野田 打者では大分の三好。本塁打を高校通算45本以上放っていて、長打力がすごい。さらに、4番の麻生健も走攻守そろったいい選手。

 一円 大分商の源田は足が速くて安打も多い。遊撃手としての守備も光っている。明豊の砂川や稲垣、藤蔭の吉田も安定して安打を打っている。

 河室 楊志館の捕手甲斐拓は、県内では一番の捕手だろう。肩が強くて、相手チームは盗塁がなかなかできないと思う。

     ◇

 〈かわむろ・せいじ〉 別府鶴見丘の前監督。大分上野丘3年の時、投手で決勝に進んだが、津久見に敗れた。

     ◇

 〈のだ・しょうじ〉 94〜08年、大分上野丘の部長、監督を務めた。05年にはイヤー・オブ・ザ・コーチを授賞。

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 〈いちえん・としひこ〉 98〜06年大分高監督。今年もOAB大分朝日放送の大分大会の中継で解説者を務める。

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