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銀がつないだ石見とポルトガル 大航海時代の史料展

2010年8月21日

 石見銀山遺跡にある石見銀山資料館(大田市大森町)で31日まで、企画展「石見銀山とポルトガル・マカオ〜銀でつながる交流の歴史〜」が開かれている。銀の流通に伴って始まった日本とポルトガルの交流史を象徴する古地図や人物画などを展示している。

 16世紀初めに再発見された石見銀山は、「灰吹(はいふき)法」と呼ばれる製錬法の導入で世界屈指の銀の生産地となった。一方、マカオなどに拠点を置いて中国貿易を始めていたポルトガルは、世界の通貨となった銀を求めて東進。16世紀半ばには、種子島へ鉄砲が伝来し、キリスト教を伝えにザビエルが来た。

 展示品は、西洋人がたばこを吸う姿を描いた江戸時代の掛け軸「煙管(きせる)を持つ南蛮人図」など約20点。キリスト教宣教師が日本の様子を書き送った手紙を集めた書籍「イエズス会士日本書簡集」や、「石見」「銀鉱山」とラテン語の記載がある地図「ティセラ日本図」もある。

 石見銀山資料館の中村俊郎理事長が収集した「なかむらコレクション」の所蔵品が中心。銀山を支配した代官が神社に奉納したという伝来のラシャ製帽子もある。藤原雄高学芸員は「世界遺産登録の決め手の一つにもなった、大航海時代の東西交流の歴史を実物で感じてほしい」と話している。

 一般500円、小中学・高校生200円。問い合わせは資料館(0854・89・0846)へ。(中村正夫)

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