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鳴門、本格練習を再開 打撃練習・坂道ダッシュで汗

2010年7月31日

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坂道ダッシュを繰り返す鳴門の選手たち=鳴門市撫養町

 30日午後1時すぎ。鳴門の選手たちが打撃練習を始めた。高校野球徳島大会で優勝した翌日はほぼ休養にあて、29日は雨でグラウンドが使えなかった。だから、この日が本格的な練習再開だ。

 どの選手もよくバットが振れていて驚いた。強引に引っ張らず、センター返しを心がけている。森脇稔監督(49)は「いつも通りの内容」と言うが、チーム打率3割7分、5試合で37得点を挙げた打線の、つなぐ意識を感じた。

 打撃練習は2時間以上に及んだ。兵庫県に入ったら練習時間が限られる。今のうちにじっくりと打ち込みをさせることが狙いだ。

 この後、主力メンバーは近くの霊園へ。急な坂道があって、グラウンドが使えない日に足腰を鍛えてきた場所だ。今のチームは雨にたたられ、この坂を走る機会が多かった。原点を思い起こしてもらうために来たという。

 距離は約180メートル。高低差は50メートルぐらいか。選手たちは短いダッシュを繰り返した後、最後に上まで走りきった。3年生はきつさに顔をゆがめながらも、最後の記念だとうれしそうでもある。石堂忠継主将(3年)は「冬の厳しい時期を思い出しました」と少し寂しそうだった。

 最後に、甲子園でベンチ入りする18人が発表された。徳島大会の登録人数は20人だったので2人が外れた。気落ちし、涙ぐむ姿に、周りは声をかけられず、いつも通りの顔を装うしかなかった。(関謙次)

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