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わが校舎、押し花で残す 全国1位の阿波農高・小西さん

2010年8月1日

 押し花をあしらった平面芸術の普及を目指す、全国高校生押し花コンテスト(ワールド・プレスフラワー協会主催)。昨秋の第6回は全国20校186作品の中から、徳島県阿波市の県立阿波農業高校3年小西祐子さん(17)の作品が最優秀賞に選ばれた。

 作品名は「ある日の食卓」。皿に載せたサンマ、茶わんに盛ったご飯、みそ汁、箸(はし)を、モミジやアジサイ、ビオラの花びらなどを使って描き、自宅の食卓を再現した。

 ユニークな発想が審査員の心をつかみ、「日常的で見慣れたものなのに、はっとするような新鮮さを感じた」と高い評価を受けた。

 小西さんは「私よりうまい人はたくさんいたのに驚いた」と振り返る。

 押し花は同校の選択授業の一つで、2001年に導入された。同県吉野川市でフラワースタジオを主宰する近藤佐起江さん(54)が、社会人講師として指導している。

 材料となる花や野菜は校内の花壇や果樹園で生徒が育てたもの。近くの山の落ち葉なども使う。授業は「花加工室」と呼ぶ別棟で行い、変色する前に乾燥させて押し花にし、専用ののりで張り付けて絵に仕立てる。

 「ある日の食卓」は縦24センチ、横27センチの小作品だが、完成まで約1カ月かかった。「サンマをおいしそうに見せることと、米粒の質感を出すことが難しかった」という。

 卒業作品は縦41センチ、横60センチの大作で、校舎を描くつもりだ。2年後、学校の統廃合でいまの校舎が使われなくなるため、思い出として残したいからだ。自宅近くに押し花教室がなく、卒業後に押し花を続けることは難しい。だが、将来は花に携われる仕事をするのが夢だそうだ。(関謙次)

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