ここから本文エリア 1人親世帯の貧困救え、高校生パワー 25日決起集会2010年8月24日
国内で経済的に困窮している子どもたちのために行動しようと、都内の高校生らがボランティアグループ「キッズウィンドウ」を結成した。一見豊かな日本だが、1人親世帯の貧困率は先進国の中で最悪とされることに衝撃を受けた高校生が呼びかけた。25日に中央区で決起集会を開く。 呼びかけたのは私立東京女学館高2年の河田紗弥さん(16)。貧困問題を調べていた時、経済協力開発機構(OECD)の2008年報告書にあった日本の1人親家庭の相対的貧困率のデータに驚いた。 相対的貧困率は、1人あたりの可処分所得を高い方から低い方へ順に並べたとき、真ん中の所得(中央値)の半分に満たない人の割合を示す。1人親世帯に限ると日本の相対的貧困率はOECD加盟30カ国で最悪の58%で、ワースト2位のルクセンブルク(38%)や同3位のアメリカ(36%)とも大きな差があった。 貧困といえば東南アジアやアフリカの話だと思っていた河田さんは「ほとんどの高校生はこの現実を知らない。伝えたい」と感じた。困難な状況にある国内の子どもを学生ボランティアらが支援する活動に取り組むNPO法人「キッズドア」(事務局・中央区)の渡辺由美子理事長(46)に相談したのがきっかけで、同NPO内の高校生部門として「キッズウィンドウ」が発足することになった。 活動内容は25日の決起集会で参加者と一緒に考える。一緒にサッカーをするとか、クリスマスケーキを作るとかいった案が挙がっている。法政大二高2年の西沢拓也さん(16)は「おれらでも出来ることを見つけたい。一緒に動こう」と呼びかけている。 渡辺理事長は「小さな子どもにとって、年齢の近い高校生は、大人のボランティアにはかなわない魅力がある。高校生のパワーや発想に期待したい」と話している。 決起集会は25日午後6時から中央区日本橋3丁目のウィズビジネスセンターで。参加申し込みはメール(entry@kidsdoor.net)で件名を「0825高校生プロジェクト」とし、名前、メールアドレス、学校、学年、緊急連絡先を記入して送信する。 問い合わせはキッズドア(03・5201・3899)。(壱田和華子)
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