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子ども向けの本2500冊大集合 日高川の書店がフェア

2010年8月23日

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ブックフェア会場で、タテ1メートル以上の大型絵本を子どもたちに読み聞かせる井原さん=日高川町初湯川

 「山の本屋さん」として知られる日高川町初湯川(うぶゆがわ)の書店「イハラ・ハートショップ」が22日から、同店周辺で「森のハート こどもの本ブックフェア」を始めた。「地元の子たちにもっとたくさんの絵本を」という井原万見子店長の10年来の願いがかない、絵本や児童書約2500冊が並んだ会場は、夏休み中の家族連れらでにぎわった。23日まで。

 ブックフェアは通常、都市で数万点規模で開かれ、山村の個人書店が開くのは異例。本の手配に協力した取次会社トーハンの大山豊・大阪支店長は「井原さんの熱意があったからこそ」と話す。

 井原さんは1995年に椿山ダムに近くにあった伯父の書店を引き継ぎ、イハラ・ハートショップを開店。本と日用品、食品が同居する約20坪の店を切り盛りしてきた。ブックフェアは、10年前に京都で開かれたものを初めて訪れてから「いつか地元でも」と思い、絵本の原画展やサイン会を重ねて、地域に根ざした店づくりに協力してくれる作家や出版社を増やした。

 同店に近い宿泊施設「愛徳荘」に並んだ本は、「普段は店に並べられない作品」を井原さん自身が選んだ。大型絵本や飛び出す絵本、紙芝居もあり、来場者は、色合いや大きさも様々な絵本を手にとって、お気に入りの一冊を探した。近くに住む町立笠松小3年、森光平君は「大きな絵本の迫力がすごかった」と楽しんでいた。

 このほか、会場では、おりぞめ体験やおはなし会も。井原さんは「絵本の魅力を伝える機会を、これからもチャンスを逃さず作り続けたい」と笑顔を見せた。

 ブックフェアは、23日も午前9時〜正午に愛徳荘で開かれ、午前10時半〜11時には、小学校低学年対象の「辞書引き学習法体験会」もある。

 問い合わせは愛徳荘(0738・57・0241)へ。(三島庸孝)

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