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空き缶衛星大会、桐蔭高V 地上300mで気象観測

2010年9月7日

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缶サット甲子園で優勝した県立桐蔭高校科学部の(右から)中村さん、村田さん、東さん=県立桐蔭高校

 高校生が空き缶を使った「模擬衛星」を打ち上げてデータ通信や制御の技術を競う大会「缶サット甲子園2010」で、県立桐蔭高校が優勝を飾った。大会で県内の学校の優勝は初。チームは今月、米国で開かれる小型衛星打ち上げイベントに参加する。

 缶サットとは、缶とサテライト(衛星)を組みあわせた言葉。大会は高校生の宇宙教育に携わる大学教員らの団体「理数が楽しくなる教育実行委員会」が主催し、8月21、22日に秋田県能代市で本大会が開かれた。4カ所であった地方大会を通過した計10校が参加した。

 空き缶にビデオカメラや気温などを測るセンサーを取り付けた小型の模擬衛星をロケットで約300メートルの高さに打ち上げ、気象データを収集したり、地上の目印をカメラで撮影したりして得点を競う。

 桐蔭高校から出場したのは科学部2年生の中村達希(たつき)さん、村田遼さん、東優花さんの3人と、顧問の藤木郁久(いくひさ)教諭のチーム。桐蔭は2008年の第1回から出場しているが、3人の部員にとって缶サットを作るのは初めての経験。データや画像を無線で送信し、小型コンピューターに記録しなければならないが、3人ともプログラムの知識はなく悪戦苦闘した。

 桐蔭チームは11日にアメリカへ出発し、ネバダ州で開かれる小型衛星打ち上げイベント「ARLISS」に、大学生による缶サット競技のオブザーバーとして参加する。今度は4キロの高さまで打ち上げるという。

 「富士山より高い。どうなるのかわからないけど、全国大会からさらに上乗せして、より良いものを作りたい」と中村さん。村田さんは「やってきたことの集大成にしたい」と話す。(上田真美)

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