ここから本文エリア 米軍岩国基地騒音、旧滑走路付近は減少 防衛局調査2010年7月24日 中国四国防衛局は、5月29日に新滑走路の運用が始まった米軍岩国基地(岩国市)周辺地域の6月の騒音データを公表した。騒音の体感を示すうるささ指数(W値)は、岩国市や和木町、広島県廿日市市などで過去のデータより軽減された一方、周防大島町や阿多田島(広島県大竹市)などの離島では悪化傾向となり、飛行コースが東へ移動した影響が表れた。 同防衛局は山口・広島両県の6市町・計20カ所で騒音自動測定装置を設置。今年6月の測定値と、過去の6月の平均値を比較した。 分析結果によると、離着陸回数の目安となる滑走路両端の騒音発生回数は大きな変動はなかったが、周辺地域のW値を見ると、過去3年平均のW値が94.3と最もうるさかった旧滑走路北側の今年6月のW値が77.9となり、16.4ポイントも減少。滑走路北西の岩国市三笠町も今年6月のW値61.7(過去平均値比7.5ポイント減)、南西の同市門前町も同47.8(同12.4ポイント減)と、旧滑走路に近い地域ほど大きな改善がみられた。 南北の飛行ルートに近い地域では、南側の同市由宇町では同65.9(同6.8ポイント減)、北側の廿日市市八坂は同52.1(同3.6ポイント減)といずれも減少した。 一方、離島では、周防大島町の浮島で同59.1(同7.3ポイント増)、大竹市の阿多田島では同67.2(同2ポイント増)と増加傾向がみられた。滑走路が東へ1キロ移設されたことにより、飛行ルートが東寄りへ変化したためとみられる。 同防衛局は「期間が短く、確定的な評価は困難。今後も測定を継続していきたい」としている。データは中国四国防衛局のホームページでも掲載している。
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