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嫌な夢除き、見たい夢を 松田英子さん2005年11月01日
江戸川大助教授(34)=臨床心理学 「夢は心の天気予報」が持論だ。臨床心理学が専門で、産業カウンセラーでもある。松田助教授が主に研究しているのは、精神的に不調の時などに見る「悪夢」を取り除く治療だ。 「夢」の場面はすべて、現実で見たり聞いたり触れたりしたものだという。寝ている間に、脳が記憶の整理をしている。目が覚めた後に思い出したものが「夢」だ。 仕事のストレスや心配事がある時に、嫌な夢を見やすい。「悪いことの前兆か」などと不安になる。症状が進むと眠るのが怖くなる人もいる。 カウンセリングは、日記と夢日記を同時につけてもらう。現実と夢を対比すると「仕事でストレスを感じている」などと気づく。治療の第一歩であり肝心な点だ。 「電車に間に合わない」「後ろから首を絞められる」のように嫌な夢について話すことで、現実の悩みと向き合うことができるという。 成果はまず、夢に現れる。夢で、上司やいじめっ子に言いたいことが言えたとする。それは現実に実行するための模擬訓練かもしれない。 嫌な夢を見た時、どうすれば良いか。松田助教授は「どんどん人に話すことが大切」と言う。助けてくれる人が見つかる好機が広がるからだ。 逆に、見たい夢を見るための試みもある。玩具メーカーと「夢見工房」というおもちゃを共同開発した。枕元に置き、音楽や柔らかい光で快適な目覚めを支援する。 さらに肝心なのは寝る前、付属品の「夢日記」に、どんな夢を見たいか、具体的に思い描きながら記入すること。脳に記憶をさせることで、夢で見る確率も高まる。 さて、効果は? ヨン様の夢を見たいと挑戦した女性が、「ヨン様じゃなかったけれど韓国人男性が出てくる夢を見た」という報告があったという。松田助教授は「さらに見たい夢に近づくために工夫をして、夢実験を楽しんでもらえたら」と話す。 最後に助言。「たかが夢と捨て去らず、心の状態を映す一つの情報源として夢をとらえてみて」という。 (岡林佐和) ●研究の必需品
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