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健康守るアイデア続々(7)2009年04月07日
◇がん・糖尿病など克服模索 高知大医学部・小川恭弘教授のがん放射線療法が注目を集めている。 がんは成長すると内部の酸素が減り抗酸化酵素が増える。一般的な治療方法だと直径4センチ以上では放射線の効果が約3分の1に減るとされる。小川教授は増感剤としてオキシドールを薄めた過酸化水素水を用いて抗酸化酵素を分解、酸素を発生させる方法を開発した。乳がんでは乳房を残したままの治療がより確実になった。過酸化水素水は比較的安価だ。「安くて安全、誰にでも効く治療薬が必要です」 。いま小川教授のもとには全国から患者が訪れる。 07年10月、徳島大医学部・歯学部付属病院に糖尿病対策センターができた。徳島県は93年から14年連続で糖尿病による死亡率が全国ワースト1。危機脱却への思いはひとしおだった。 糖尿病は脳卒中や心臓病の原因とされる動脈硬化を進行させる一因だ。同センターは肥満に着目し、脂肪から血液に分泌される因子が糖尿病を引き起こすとみて研究を進めている。独自に集めた約800人のデータを分析したところ、血糖値が正常でもインスリンの効きが悪い人が約%にのぼった。船木真理センター長は「健診では問題がなくても糖尿病の気配が出ている人がいる。今までは血糖値にばかり目が向いてきたがそれでは足りない」 。 「豆腐だからいくら食べてもいいと思わんとってくださいよ。100グラムが卵1個と同じエネルギー量だから」 愛媛県東温市の愛媛大医学部付属病院「抗加齢センター」 。栄養士のこんな呼びかけに、テーブルを囲む60〜70代の男女5人がうなずいた。動脈硬化に特化した人間ドック「抗加齢ドック」 の一コマだ。同センターでは、頸動脈の超音波検査や血圧測定の要領によって動脈の詰まり具合や硬さを診断。MRIで脳の血管の状態や脳の萎縮なども調べている。 伊賀瀬道也主任は「動脈硬化は毎日の積み重ねで起き、進行中は痛くないから怖い。早めの対処、生活改善の意識付けが大切」 と強調する。松山市の島内トミ子さん(64) は「脳やおなかが年齢より若いと言われ安心。第二の人生を歩む自信になった」 。 「健康管理」 にITを−。香川大でいま、健康状態や治療歴などを生前から記録する「生涯健康カルテ」 構想が進む。香川県で稼働中のインターネットを利用した「周産期電子カルテネットワーク」 や「かがわ遠隔医療ネットワーク(K―MIX) 」 をさらに展開するものだ。病院や介護施設の間で情報を共有し、連携を加速させる狙いもある。山積の医療課題をアイデアで克服する試みが続く。
マイタウン愛媛
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