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企画特集4

【ピンスポット】

益富地学会館主任研究員 藤原さん

2009年01月22日

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     鉱物に化石 魅力特別

 出水通烏丸西入の益富地学会館は見過ごしてしまいそうな小さな施設。アマチュア鉱物研究家の故益富壽之助(かずのすけ)さんが、1973年に自身のコレクションと私財を投じてつくった。鉱物や化石の標本は約2万点。土日祝日だけの開館ながら他県からも来館者が多く、愛好家の間では人気の博物館だ。職員は2人だけで、藤原さんは主任研究員を務めている。

 「石器時代から人は石にひかれてきました。何か特別な魅力があるのかも」という藤原さんが、鉱物のおもしろさに目覚めたのは高校生の時。益富さんのもとに通って、採集した標本を見てもらった。

 大学卒業後は益富さんの標本整理などを手伝い、そのまま館の職員になった。

 3月29日まで、京都市内で採れる化石や鉱石を紹介する特別展示を開催している。貴船のサンゴの化石のほか、鴨川や桂川の砂金、高雄や双ケ丘の水晶など貴金属や貴石も。「京都は山が近いので、意外と身近で鉱石が採れるんです」

 府内や近県への採集会も頻繁に開く。軍手とハンマー、ルーペ、お弁当を手に集まった人々と山へ。ハイキングがてらの採集ツアーには親子連れや初心者も多い。

 館が組織する二つの愛好会には約1200人が入会、人数は少しずつ増えている。標本の名前を当てる鉱物鑑定認定試験も開催。9級から1級の試験に、小学生から80代までが挑む。

 「館の運営は大変ですが、皆さんが喜ぶ姿を見るとやめられません。石や地学の楽しさを知ってもらえたらうれしい」

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