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検事正 鶴田小夜子さん(富山)2009年02月03日 地検、史上4人目の女性検事正 富山地検へ1月に赴任した鶴田小夜子検事正(57)=写真。「明るいのがとりえ」の性格で、史上4人目の女性検事正だ。 目を合わせて話をよく聞き、相手の立場に立ってみるのが「わたし流の検事の基本」。これまでに調べた相手は「ほとんど覚えてます」という。甲府地検時代には、駅のホームで、自分を偶然見つけた少女が「覚せい剤やめて、ちゃんとやってるからもう大丈夫」と伝えてくれた。「みんな言うに言えない事情を抱えていて、乗り越えてくれたわけだから。うれしいよね」 検事になり、東京地検に入った79年、50人の同期で女性は4人。当時、暴力団関係者の調べといえば男性検事の仕事だった。容疑者にまで「参りましたなぁ」と苦笑された。「生きるって大変。人間として鍛えてもらった。でも歯を食いしばることがあって、初めて優しさが身についた」。だからこそ「人間って変わるのよ。だから、私は被疑者の更生も信じてる」と思う。 一度、検事を辞めた。84年、結婚と子育てのために弁護士に転身。民事裁判からラジオの法律相談まで、何でもこなした。「仕事は好きだけど、夫と子どもが大切。もう検事に戻ることはないと思ってた」。5年後、検察庁から打診を受けて復帰し、再び検事の道へ。「天職だと思ってる。でも、この年まで続けるなんて、それこそ想定の範囲外」 検事正就任が決まると、東京で女性検事たちが送別会を開いてくれた。「鶴田さんは(性別とブランクの)二重のハンディを抱えて検事正になってくれた。励みになります」。自らの就任よりも、その言葉がうれしかった。「私たちがつけた道を、あの子たちが広げてくれる。もうすぐ、女性だからと注目される時代も終わりますよ」(高野遼)
マイタウン富山
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