|
ここから本文エリア
バックハウスインノ 石釜自家製パン目指す2004年05月01日
チロルの山小屋風の建物の扉を開けると、中央に鎮座する大きな石窯が目に飛び込む。主人の猪原知胤(とも・つぐ)さん(31)が昨秋亡くなった父義英さんと共同で作り上げたものだ。義英さんは生前、パン原料メーカーなどで講師をしたり、石窯研究家として製作に携わるなどパン作りに深くかかわっていた。そんな義英さんの理想の集大成でもあるこの店を昨年8月、開いた。 ブドウジュースとワインに漬け込んだいちじくの入った「いちじく入りカンパーニュ」(273円)は、外皮はパリッと固いが、かむほどに味わい深い。季節の果物を使った「デニッシュ」(210円)やふんわりと優しい味わいの「メロンパン」(147円)など、毎日多くの種類が並ぶ。「日本人の食の基本はやっぱり米」と水分含有量を多めにするなどお米の食感に近づくよう工夫を重ねている。 20席のカフェでランチ(1050円)も味わえる。薄くスライスされたカンパーニュにハムやチーズをはさむと、違ったバリエーションが楽しめる。 将来は原料を栽培・収穫し、店の裏にある水車で粉をひき、石窯でパンを焼く、とすべて自家生産を目指したいと語る猪原さん。昨年栽培をはじめた甲斐小麦が、今秋収穫を迎える。その日が待ち遠しい。
(優) ◇Backhaus inno(バックハウス インノ)◇大泉村西井出9177(電話0551・47・3388)。営業時間=午前11時〜午後6時。火・水曜定休。甲府方面から県道28号線を長坂方面に向かい、五町田の信号を過ぎ、スナックサンライトを右折、突き当たりを左折。地方発送もあり。 〜2004年5月1日山梨版より〜
マイタウン山梨
|