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ここから本文エリア ■がん情報・医療情報を読み解く
臨床試験、正しく理解を2009年11月18日 ■がんの領域 空洞化懸念 臨床試験・治験(以下、臨床試験と記します)という言葉をご存じでしょうか? これは、がんを含むすべての病気に対して新しいお薬、治療法、検査方法、診断方法(以後、薬、治療法を前提にします)などの安全性や有効性を確認する、病気の研究・開発に不可欠なプロセスです。患者さんが今お受けになっている治療は、これら臨床試験で安全性や有効性が確認され、保険適用になったものです。 臨床試験に対する一般の方々のご認識には、「モルモットにされる」「非人道的な人体実験をされる」などといったものもあり、必ずしも正しく理解されていません。臨床試験は、ヘルシンキ宣言というヒトを対象とする医学研究の倫理的原則にのっとり、行われています。また多くの臨床試験は、対象になるお薬、治療法の承認や学会での発表を目的に極めて厳密に実施されることが多く、前述した懸念はほとんどありません。 欧米では、お薬、治療法の進歩は患者さん、将来の患者さん、ひいてはすべての国民の利益につながるとの観点から、臨床試験の推進は、医療者のみならず、患者団体や支援団体にとっても大きなテーマです。臨床試験に関する多くの資材が作成され、インターネット上でも多数のウェブサイトが開設されています。 しかし日本においては、前述の懸念も影響してか、患者さんや医療者でさえ、臨床試験に対する認識の程度は低く、特にがんの領域では、臨床試験の空洞化が懸念されています。これは、将来に期待されるお薬や治療法が開発されにくくなることを意味します。 このようなことから、臨床試験について正しく知ることが重要です。日本でも、国立がんセンターがん対策情報センターのホームページ(http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html)からダウンロードできるがん患者必携試作版の中に、「臨床試験を知る」という項目があります。また、製薬業界団体の米国研究製薬工業協会(http://www.phrma−jp.org/)は、「医薬品ができるまで」という映像をウェブ配信しています。
マイタウン山梨
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